ノートPCのキーボードが外れているなど、キーボードのトラブルをよく見ます。
デスクトップ型のパソコンでは、別の安価のキーボードに交換することができますが、ノートPCの場合、そうはいきません。
キーボードの修理をメーカーに見積依頼すると、非常に高額な見積となります。
これは、メーカーの場合、一つのキーでも、キーボードの部分(ユニット)を丸ごと交換することになることが普通で、それが高額な見積となる原因です。
一つのキーの故障の場合、もしかしたらそのキーの部分修理で直るかもしれません。
当然ですが、このほうが安く済みます。
ただどうしてもキーボードユニットを交換する必要がある修理もありますので、ユニットごと交換する必要があるかないか、ケース別にご説明したいと思います。
ノートパソコンの一般的なキーボード構造(パンタグラフ方式)
ノートパソコンのキーボード横から見た構造
ジュースや水をこぼした、特に原因はないが、キーを打っても何も表示されない、強く押し込まないと入力できない症状となるトラブルについては、キーボードユニットを交換する必要があるかもしれません。
これらの障害は、キーボード基盤配線が断線していたり、電極部(接点部)がおかしくなっている場合もあります。
この場合、キーボードキーの破損個所によって、ユニット交換になる場合と、キートップもしくはパンタグラフを交換することによって直る場合もあります。
キーボードトップの爪が破損した。→対象となるキーボードキーを交換すればOKです。
パンタグラフの引っ掛けが折れた。→パンタグラフを交換すればOKです。
メイン基板側(配線側)の引っ掛けが壊れた。→キーボードユニットの交換が必要です。
キートップの裏側(爪が4か所あります)
パンタグラフの一例
※ ノートパソコンでは、メンブレン式パンタグラフ+ラバードーム方式のキーボードがほとんどです。
ラバードームが壊れることはほとんどありません。
(一般のデスクトップ用ではメンブレン式ラバードーム方式が多いです。)
※ ノートパソコンのキーを構成する部品は、メーカーごと、機種ごと、同じ機種でもまれに違う場合もあります。
ノートパソコンのパンタグラフやキートップの交換でしたら、安価に修理可能です。
またキーボードユニットの交換でもメーカーよりはるかに安く修理できます。
パンタグラフやキートップのみの交換は、対応していないメーカーがございます。
可能かどうかは、お問い合わせ願います。